2024/09/04 03:10



今から10年近く前、まだスクールを始めて、ランニングをメインにトレーニング(主にカラダを強くしたりテクニカル的な事)を教えていた時の話です


元々走るのが好きじゃないOくんという子がいたのですが、テクニックを覚える事で短期間で走力が上がったのが嬉しくてスクールに通ってくれて、小学校卒業するまでの2年間通い続けてくれていました。


元々コーチは陸上競技出身だったので、メインは走る事をベースに教えていたのですが、今思えば走り方を教えてるだけじゃなく、今のスクールみたいにカラダの使い方を教えてあげられてたら良かったのかなと思います。


Oくんは中学になって文化系の部活(パソコン)に入部して、『運動はもういいや』という事を言っていたと親御さんから聞いた時に、


自分は鍛え方を教えていたけど、運動の楽しさを教えられていなかった


と感じました。


もちろん好きなものが見つかった事は喜ばしい事ですが、長い目で見た時に運動を通して自分のカラダと向き合う楽しさを伝えれていれば、運動はもういいやという言葉は出なかったのかなと思うし、別の形で何かの運動をして、パソコンも運動も繋げて楽しめてたのかもしれないと思うと、ただ結果を出すための鍛え方を教えるというのは足りてないなと思いました。


好きこそものの上手なれ


イヤイヤこなすよりも、大変でも面白みを見つけて取り組む方が成長を作れる言葉だと思います。


そういう楽しみ方を見つけて、自分なりに運動を楽しんで成長を作っていける子達を増やすのが理想かなと思います。


その為には色んな子たちの成長過程をこれからもたくさん見つつ、脳の事も神経の事も筋肉の事ももっと学んでいきます。


そういう知識と経験を話し合ったり活かし合うコミュニティになっていったら良いなと思います


卒業生の子も大学生や社会人になっており、時々スクールに顔を出して色んな話をしてくれるのも面白く、大人になっても繋がりを持って色んな話ができるのを感じると、ちょっとずつ理想のコミュニティになっていってるのかなと思います。


まだまだ教え方が甘いので自身も成長見つけて進んでいきます!